流星のごとく

23話[ ごめんなさい](2/4)
僕と彼の関係








つまらない毎日をただ繰り返していた僕は幼なじみの緑間に誘われて、バスケ部を見学した事があった。


大輝とはバスケ部が練習をする大きな体育館で出会った。


その日は見学だけで終わったけれど、翌日からはボールに触らせてもらった。


大輝が練習そっちのけで僕にバスケを教えてくれたのだ。


僕は自然とバスケにのめり込んだ。


そして、大輝にも。




「真太郎!僕バスケ部に入る!大輝も大賛成だって!」



そうして僕は、みんなより遅くバスケ部に入部した。

それが、中学1年の終わりの頃だった。










「大輝!僕上手くなったでしょ」

「ああ、コーチがいいからな」

「なに言ってるんだか、僕の努力の成果だよ」


よく2人で放課後まで残って練習をした。


シュートしたボールを追いかけていく大輝の後ろ姿を僕は愛おしく思った。

僕の彼に対する思いは尊敬や憧れではなく恋心なのだと、もう自覚していた。




「大輝ー、人ってひとりじゃ生きられないんだってよ」


「あん?何だよ急に」



ボールを拾いあげた大輝は、僕の方に寄ってきてステージの上に置いていたドリンクを口にする。



「そのままの意味。バスケもそうなんじゃないかな、ひとりじゃ出来ない。みんながパスを繋ぐからシュートができる、点になるんだよ!ね!」


「あー…そうだな。てか、梓。なんだよ急に」


「へへ、」





僕はステージから飛び降り大輝からボールを奪った。



バウンドさせ、そのままシュートまで運ぶ。










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